6月23日(水)開催「河道計画のイロハ<基礎編>」のアンケートにご回答いただいた皆さまの感想紹介です。
業務では流域の水収支計算とそれを用いた効果算定を行っていて、エクセルなどで行っている作業の根拠となる考え方と数値を出す公式を知ることができました。
今まで作業的になっていたところを、今後の業務において、作業内容を理解して進めることが出来、間違いがあれば気づき、またもっといろいろな提案ができるようになるだろうと感じました。
大学での水理計算や土木に関する知識がなくOJTでの知識のみなので、受講する前は不安でしたが、一つ一つ丁寧に説明・解説していただき、とても分かりやすかったです。
演習問題も、公式の中の数値が「流域面積:A=25?」のように与えられていたので、最初はそれを当てはめていくところから進め、次第にその公式を使って何をしているのか、数字が変わることでどのようなことが起こるのかなど感じることが出来ました。
今後も演習問題の復習をして理解を深めていきたいと思います。
(実務経験4年/女性)
私は、学校で水理学を履修しても、実務を経験するまで等流計算と不等流計算の使い分けを知りませんでした。今回の講習で、断面積不足箇所の抽出、拡幅幅の算出をするために、不等流計算ではなく、等流計算をすることにより実務での省エネ検討が可能になることを学びました。
主に、分流、合流、湾曲、越流の設計のポイントを確認しました。
河口で与える始点水位で、河口閉塞がない場合、朔望平均満潮位(改修規模相当の潮位の偏差を加算)を用いることが一般的であることを確認しました。
加えて1塩水の遡上、2波浪の遡上も考慮することも確認しました。
また、河川整備計画では、代替え案(ダム、遊水池、放水路など)の検討が必須であることを確認しました。
河道計画では、生態系への配慮、順応的管理の重要性を学びました。
施工時の洪水対策では、非出水期用の確率計算をし、ハードとソフトの双方の対策の重要性を確認しました。
今回のセミナーでは、高い倫理観で多くの点に配慮、考慮していく丁寧な技術者としての心構えの大切さを、私自身、改めて感じ、困難に直面しても粘り強く業務に取り組みたいと思いました。
(実務経験1年/男性)
ご参加誠にありがとうございました。