年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り心より感謝申し上げます。お客様におかれましては輝かしい新年を迎えられたことと存じます。
昨年の漢字として「令」が選出されたように元号が平成から令和へと変わった年でした。また水に携わる企業として東日本で起きた台風被害については、大変心を痛めております。被害に見舞われました皆様方には心よりお悔やみ申し上げます。
さて、本年はついに1964年ぶりの東京オリンピックの開催年となり、日本にとっても大きな変貌を遂げる一年となります。初めての東京オリンピックは、戦後の荒廃から立ち直った日本を世界へ知らしめる高度成長期真っ只中のオリンピック開催でしたが、2度目となる今年は日本固有のおもてなしを通じて成熟した日本経済を見てもらうオリンピックになるのではないかと思います。AIやリニアモーターカーを始めとした新しい技術の導入や働き方改革など大きな変革期となります。
クラウン総合技術研究所では、農業事業部、教育・出版事業部、土木・建築技術事業部の3つの事業部を配しております。
農業事業部では、畜産部門と競走馬部門に分かれており、畜産部門では褐毛和種の生産、販売のほか、生産段階、肥育段階、及び出荷段階におけるデータを分析し、より効率的な生産、肥育、出荷を実現する役割を担っております。競走馬部門では、競走馬の生産、育成、販売や自社内におけるデータの蓄積及び研究を行い、より高いパフォーマンスをサポートするために研究する役割を担っております。教育・出版事業部では若手土木技術者向けのセミナーや各種技術書の出版を行っております。現在執筆中の書籍はFEM解析に関する書籍で近日中に出版する予定です。土木・建築技術事業部では、今回新たに技術士・工学博士等の高度な資格及び学位を取得した経験豊かな専門家による指導等により、社内外問わず技術支援を行ってまいります。
今年は、「子」年ということで、十二支の一番初めであることから物事の始まりを意味し、種子が膨らみ始める時期を指し、未来への大いなる可能性や変化といったキーワードが挙げられ、ちょうどオリンピックを皮切りに日本が大きく変化する年とも重なります。弊社においても気持ちを新たに大きな可能性を見出すことができますよう従業員一同精進してまいります。皆様方にとっても本年が更なる飛躍の年となりますよう心より祈念申し上げます。
株式会社クラウン総合技術研究所
代表取締役 和田志保