5月10日(水)「地盤工学<後編>~地盤工学の設計特論の解説~」が開催されました。
一部抜粋して感想を紹介します。
東京都地下の地下水変動についての話題が印象に残った。工業用水の汲み上げによって地下水位が下がり、最大4.5mも地盤沈下したため、汲み上げの規制によって地下水位が上昇したのは良いが、逆にその上昇した地下水の浮力が地下構造物の浮き上がりを引き起こしているということだった。地下に構造物を作るにあたって、地下水の扱いは非常に重要であることがわかり、地下水について学ぶことの重要性について知ることが出来た。
(実務経験0年/女性)
実務でソフトを用いた円弧すべりの安定計算を何度か経験したことはあるので本日の講義は見た事がある単語が出てきて、頭に入ってきやすかった。実務では機械的な計算をしており、中身の理解はあまりしていなかったので、本日の講義で中身を理解できてよかったと思う。後半の井戸の計算は道路設計であまり取り扱わないので難しかった。
(実務経験9年/女性)
1)圧密沈下による実現場の被害例は、項目と状況図がわかりやすく理解できました。またマンホールと管渠の取付け部にも圧密の影響を受けることを知り得ました。2)地下水問題のボイリングの検討では、図、計算式、状態解説文が簡潔に説明されていてより理解できました。また限界動水勾配についてもより知り得ることができました。3)土粒子の直径と透水係数の概略値の表、土の種類と透水係数の試験方法の表もみやすく、透水係数の把握に役立ちました。4)地下水低下工法の設計計算例を示して頂き、また計算経過の整理も補足資料で示されており、注意すべき要点を把握することが出来ました。
(実務経験29年/男性)
ご参加誠にありがとうございました。