耐震の基礎コース のご案内

地震は、地盤の亀裂エネルギーが伝わって、生活圏(地盤や構造物)を揺する現象。
生活防護の観点から、構造物の振動特性の評価を踏まえた上での被害状況の概要や減災対策を平易に説明してゆきます。
また、設計の実務に必要な地震応答解析を行う上での重要なポイントについて解説します。
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地震現象と防災

「安心な生活」の基礎の一つとなる地震対策に関して、以下の観点から概説します。
 ・地震の発生原因を、地球の生い立ち(46億年)と日本列島の成立過程から考えます。
 ・地震波の伝播や生活圏(地盤)での振動現象・被害状況に関して波動論から説明し、
  特に共振現象(周波数領域での評価)を解説します。
 ・各機関の耐震規定の概要を整理し、更に地盤の安定(液状化対策工)の概要に触れます。

【講習内容】

項目
1. 地震の原因と地球の構造
2. 地震波の伝播と被害
3. 耐震規定と主な対策


地震工学の基本

首都直下地震や南海トラフ地震などへの対策は喫緊の課題です。構造物の地震対策を適切に行うためには、振動論の基本的な理解が不可欠となります。
このセミナーでは振動の基本原理をおさらいした上で、地震動を受ける構造物の振動特性を数式と振動模型を用いて詳説するとともに、BCP(事業継続計画)で導入実績の高い免震構造の原理をひも解きます。
加えて、構造物応答に影響を及ぼす地盤と構造物の動的相互作用に関して解説します。

【講習内容】

項目
1. 構造物や建物の振動
2. 地震動を受ける構造物や建物の振動
3. 地震対策の原理 
4. 地盤と構造物の動的相互作用


やさしく学ぶ地下構造物と地盤の動的解析

近年、地下構造物の耐震診断や耐震設計などの実務において、構造物と地盤の連成系FEMモデルによる地震応答解析が使われるようになってきました。
本セミナーは、これから動的解析に取り組もうとする技術者を対象に、地震波の引き上げ・引き下げ、地盤や構造物の動的特性、動的解析法の特徴など、地震応答解析をおこなう上で必要な事項を説明します。

【講習内容】

項目
1. 地震波の引き上げ・引き下げ
2. 二次元FEMモデル作成の留意点
3. 地盤とRC構造物の動的特性
4. 動的解析法について


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