今回は、【草地和牛物語 その14】 でご紹介した牧草について少し詳しく説明致します。
①バヒアグラス ・・ イネ科の永年生牧草。耐干性が強く、土壌適応力の高い牧草
②イタリアンライグラス ・・ イネ科の牧草。タンパク質・飼料価値が高く、利用法も青刈り・乾草・サイレージなど色々と適応できる代表的な牧草
③青葉ミレット ・・ ヒエ科の牧草。嗜好性もあり、耐湿性の強い牧草
④えん麦 ・・ イネ科の牧草。種まきは 晩夏・秋・春と幅広い季節に適応できる牧草
アローファームは温暖な気候の九州に位置しているため、牧草の特性として暑さや湿気に強い代表的な牧草を使用しています。
晩夏から始まる土壌作りが終わると、秋(10月頃)に種を蒔いて春から夏にかけて牧草の収穫となります。
当牧場では、牛たちに与える1日の牧草を必要な分だけ刈り取って与える 【青刈り】 をおこなっています。
必要な量だけを毎日刈り取ることは時間と手間が非常にかかります。
しかし、栄養分・ビタミンの多い状態の牧草を食べることは牛たちにとっても嗜好性があり飽きるまで食べるので丈夫な体作りが可能となります。
その他には、青刈りすることにより手間をかけて栽培した牧草を無駄なく最後まで使いきることもできます。