その14【草地和牛 褐毛和種】の牧草・畑について

今回は、当牧場で使用している牧草と畑についてご紹介いたします。
アローファームでは自社の畑を使用して4種類の牧草を栽培しています。
・バヒアグラス
・イタリアンライグラス
・青葉ミレット
・えん麦
(各牧草の特徴については次回ご紹介いたします)

いずれも農家にとっては代表的な牧草ではありますが、当牧場では科学的肥料を一切使わずに堆肥(たいひ)のみで牧草の栽培をおこなっています。
①牛たちからでる牛糞を毎日掃除して堆肥場に集める
②切り替えしを何度もおこなう(発酵させる)
③畑に堆肥を蒔く
④種を植える
⑤育った牧草を牛たちの飼料にする → ①に戻る
(その他にも、堆肥を蒔く前に不要な草を刈り取り苦土石灰を蒔くなど細かい作業があります)

このような一連の流れを取り入れている農家を、【 循環型農家 】と呼びます。
堆肥・畑つくりからおこなう事は非常に手間と時間のかかる作業となります。
アローファームでは、手間と時間を惜しまずに上質な土づくりが可能となる堆肥を科学的肥料を一切使わずに自社でつくり、牛たちに安全・安心の飼料を提供しています。

1日2回の牛舎掃除が最終的には牛たちの飼料になると考えると、一つ一つの作業にはすべて意味があるのです。