新年のご挨拶

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り心より感謝申し上げます。お客様におかれましては輝かしい新年を迎えられたことと存じます。

昨年はコロナに対する行動制限等が撤廃され、特に観光地ではかつての賑わいが戻り、円安も後押しとなって、観光客の姿であふれました。11月には日経平均株価が90年代のバブル期以来の最高値をつけたことから、我が国の経済が再び発展していくことを予感させるものとして注目され、まさに我々は時代の変化点に立っているといえそうです。

さて、クラウン総合技術研究所では、新たな解析手法の確立を行うための知識やノウハウの集積を行い、土木・建築の関連知識についてはセミナーという形式を通じて社内外問わず理解を深め、幅広い方々へ広めていく取り組みを行っております。特にセミナーに関しては、基礎的な設計、解析に必要な知識の伝承に重きを置いており、業界全体の若手の育成に力を入れております。
特に昨年は例年に比べて技術研修に重きを置き、集まった人材への教育に時間を割きました。同時に、グループが大事にしている開発精神を根付かせていくため、例年行っている社内横断的なプロジェクトチームによる開発のみならず、環境変化に適応していくために本当の付加価値とは何なのか、自ら考え行動していける人材を育てていくため、昨年新しく設けた別府保養所にて社員研修を実施しました。

最後に、昨年は基幹会社であるクラウンコンサルタント株式会社が40周年を迎えました。これもひとえにお客様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。次の新たな40年に向けて更なる前進をするために、これまでクラウングループを支えてくださったお客様への感謝の気持ちと共に、社員一人一人が企業理念を行動指針としていきたいと考えております。

弊社においては目に見えない知識や経験を扱う事業であるため、これからの時代にどのように皆様のお役に立てることができるか考えていきたいと思います。グループの企業理念の一つに、「伝統と専門技術を大切にし、同時に既成概念に囚われることのない独創的な発想をもって新しい価値の創造に挑戦し続けます」というものがあります。この理念をヒントに従業員一同精進してまいります。皆様方にとっても本年が更なる飛躍の年となりますよう心より祈念申し上げます。

令和6年1月1日
株式会社クラウン総合技術研究所
代表取締役 矢野志保