有限要素法（Finite Element Method）が扱う物理現象は、応力
や変形を解析する問題に限らず多岐にわたり、それらは数学的には
微分方程式で書き表されています。つまり「有限要素法を適用して
物理現象を解く」とは「数学的に等価な微分方程式を解く」ことを
意味します。本書では単純な微分方程式にFEM を適用する上で、
注意すべき点について具体的な問題を解きながら解説します。単純
な問題を通してFEM の原理を理解できることを期待しています。
A5版　税込8,800円

FEMの基礎理論と実行時の注意点を理解して頂くことを目的として、線形弾性の構造物と地盤を対象にした1次元と2次元の静的構造解析という最も基本的な解析に限定した内容になっています。
基礎理論は１次元から説明していますので、数学が苦手な人でも理解し易いでしょう。
また、2次元FEM解析を実行するときの注意点を詳しく説明していますので、適切なモデル化、結果評価、妥当性確認に役立てていただければ幸いです。
A5版 税込11,000円