FEMでなぜ微分方程式を解けるのかという原理の話から、実務における解析実行時の注意点までを掘り下げてお伝えします。
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なぜ解けるFEM<原理の簡単な紹介>
有限要素法が取り扱う現象は応力や変形に限らず多岐にわたり、それらの現象は数学的には微分方程式で書き表されている。したがって「有限要素法を適用して問題を解く」とは「微分方程式を解く」ことを意味している。
このセミナーでは微分方程式の意味を簡単に説明した後に、熱伝導問題などに数値解析手法(差分法と有限要素法)を適用することで、なぜ微分方程式を解けるのかについて解説する。
講義では例題の解説が中心となる。
【講習内容】
項目 |
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1. 熱伝導方程式と差分解 |
2. 区分的な試験関数と有限要素 |
3. 浸透・変形現象の離散化と応用例 |
基礎からわかるFEM解析入門
FEM解析と言えば、難解な数学が連想されますが、当セミナーでは、線形弾性の構造物・地盤を対象とした静的構造解析の基礎理論(1次元・2次元)と実行時の注意点を詳しく説明、最後に簡単な演習問題を用いてわかりやすく紹介致します。
【講習内容】
項目 | 講習内容 |
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1. 基礎理論 | ・ FEM解析の目的と問題点 ・ 有限要素とは ・ 変位、ひずみ、応力について ・ マトリックス方程式 ・ 境界条件 ・ FEM解析ソフトの処理のフロー図 ・ ガウスの数値積分 等 |
2. 実行時の注意点 | ・ FEM解析作業のフロー図 ・ 解析方針とモデル化方法 ・ 材料、節点、要素、荷重 ・ 境界条件 ・ 解析結果と検証 等 |
3. 演習 |