新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
常日頃、皆さまには温かいご指導やご厚情を頂いており心より感謝申し上げます。

先日、美味しいランチを頂きにお目当てのお店に伺ったところ、「ランチ営業は従業員不足によりしばらく休業いたします」との張り紙が・・。がっくりです(新年早々すみません)。生産年齢人口減少の影響を肌身で感じた瞬間でありました。

現在、日本では少子高齢化の影響による、労働力不足、経済規模の縮小、企業の担い手不足、国際競争力の低下、医療・介護費の増大、財政の危機、地方の過疎化、クマの大量出没といった様々な問題が生じているようです。また、我が国の総人口は2008年をピークに減少に転じており、今後加速度的に減少することが推計されています。現在の状況は正にジェットコースターが頂点から降下し始めた有様であり、今後、加速度的に進行する人口減少社会という激動の時代を生き抜いて行かなければならないと感じております。

幸い私たち技術者は、広義の意味において問題解決を生業としております。今後、押し寄せてくる問題・課題と対峙し、知恵を巡らせて解決策を提示し、逆境をプラスに転じ、不撓不屈の精神で刻々と変化する世の中に貢献する責務があると感じております。

さて、かねてよりご愛顧頂いておりました弊社のゲート設計部門についてですが、昨年から有限会社クラウンゲート設計として本格的に始動させて頂いております。近年、豪雨災害が頻発化しており樋門ゲートの重要性が高まっております。管理人員不足による操作遅れ、逆流・内水氾濫に対応するためゲート開閉の自動化の要望が高まっております。弊社では全国各地のゲートの設計を数多く手掛けており、多くの経験、実績がございます。適切なゲ-ト形式、材質、維持管理方法などをご提案致します。

近年、生成AIやRPAといった技術進歩が注目を集めております。お客様におかれましても生産性向上や業務の効率化に既に取り入れられていることと思います。当社でもこういった自動化のツールを業務に取り入れ、お客様に満足して頂ける業務体制を構築して参りたいと思います。また、これらの技術がより一層進歩すると、誰でも一定の品質の設計が可能といった時代がくるかもしれません。そういった時代においても、新たな価値を生み出し、お客様に支持され感動して頂ける仕事を行うにはどうすれば良いか自問しつつ業務に励んで参りたいと思います。
本年も何卒宜しくお願いします。

令和6年1月1日
有限会社クラウンゲート設計
代表取締役 萱野 彰