新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、旧年中はひとかたならぬご厚情を頂きまして誠にありがとうございます。

2023年を振り返りますとリモートワークや働き方の変化が固まった年と思っております。
コロナ(COVID-19)の5類への引き下げによりほぼ通常通りの生活へと戻った1年でした。一部病院などは警戒していますが、その他のところではマスクを強いることなく生活ができるようになり、ようやくといった感じでほっとしています。

弊社の競走馬部門ではジャックドールが大阪杯というG1レースを勝つことができ、牧場として名誉な一年となりました。一昨年、生産馬として初参加となった同レースでは5着となり、ちょうど1年後に悲願達成となり、大変嬉しく思います。応援くださった皆様に心より御礼申し上げます。

さて、弊社では競走馬の生産、育成の一貫体制にて強い馬作りに日々励んでおります。
生産では昨年、繁殖牝馬の入れ替えを行い、良血の馬や成績の残せた馬を中心に種付けを行いました。その結果、種牡馬の質を上げ少数精鋭にして牧場の健全化を行って参りました。また、海外で購入していた馬を日本に持ってくることで、海外の良血統と日本馬との交配をし、より強い馬作りを目指します。

育成では、千葉の香取へ牧場の引越しを行いました。以前の牧場施設より広く、長い調教施設にて、さらに丈夫な馬作りが可能になりました。
昨年、イギリス、アイルランド及びフランスの競走馬育成の海外研修にて、日本の育成方法との相違点を学んできました。今後これらを活かし、日本に取り入れる調教方法を模索していく予定です。
怪我やストレスを与えず「幸せな馬」を育てることが我々に出来る馬たちへの最大の恩返しだと考えています。いつの日か我々の育てた「幸せな馬」たちが皆様にも夢や希望を与えられるようになれるようサポートしていきたいと考えております。

最後に本年が皆様にとって実り多き幸せな年になることをお祈り申し上げます。何卒変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。

令和6年1月1日
株式会社クラウン
代表取締役 矢野恭裕